2008年06月16日

週刊少年ジャンプ29号感想 前編

ワンピース 背表紙つながる超ロングイラスト01〜29号

 連載500回突破記念のワンピースが表紙を飾るジャンプ29号。
 しかし左下のキン肉マンが懐かしすぎて泣けてくる!(笑)

 ところで、この背表紙はいったいナニゴト!?
 凄い中途半端になっちゃたもんですね(笑)。

 前半戦の感想は、ワンピ、ナルト、アイシル、トリコ、キン肉マン、ブリーチの6本でお送りいたします。




ドラクエ5

 噂の第3の嫁候補ってこれか!?
 うわぁオッパイでかいし色っぽいけど、なんかイタいひとっぽく見えるのは偏見でしょうか(笑)。
 でもこういう見た目で、飛びぬけたオバカキャラだとけっこう好きかも。
 しかしまぁ、私はビアンカしか選ばないと思うんですがね(笑)。
 仲間会話システムは嬉しいなぁ。
 ドラクエII の頃から私、こういうシステムが欲しかったんですよ。
 だって、せっかく一緒に冒険やってるのに、イベントでしか会話できないなんて寂しいですものね。



巻頭カラー ONE PIECE

 まず、今回は自分の感想を書く前にすばらしい考察を発見したのでご紹介。

ヤマカムすーぱーさん / 「ワンピース」が超ウルトラグレートデリシャス大車輪面白い件

 はっちゃんの頭のイレズミが奴隷のマークじゃないだろうかとは、以前わたしもちょこっと触れてましたが、まさかアーロンにもその可能性があったとは!
 アーロンの左胸に同じイレズミがあったことは、すっかり忘れていました。
 鋭い観察眼に脱帽です。
 そういえば、まんが☆天国掲載の尾田先生のインタビューでは、魚人は第3話あたりで出したかったと言ってましたっけ。
 でも、その時点ではボツになって、実際出る時期がああなったということでしたが、しかしそうすると尾田先生はこういう展開をその頃から考えていたのかもしれませんね。
 恐るべし尾田っち!


 さて、ここから今週の感想です。
 チャルロス聖、客席をなぎ倒しまくりで吹っ飛びまくり(爆)。
 これは死んじゃう(笑)。いくらワンピの人がタフでも死んじゃう(笑)。

 天竜人を殴ったことで海軍大将が動くということは、ちゃんとルフィもわかっていたんですね。
 それを覚悟の上でやったことだと。
 それについてちゃんと仲間に謝ってスジを通すあたりがやっぱりルフィ。
 しかし、みんな大して慌てることもなく、それぞれの表情をみせてくれるところがいい。
 一朝一夕にできあがった結束ではない、歴戦の信頼って気がします。

 思えば、初の大将体験であったあの青キジ戦は、ルフィたちにとってトラウマだったと思うのです。
 あの戦いをきっかけに、ルフィはこのままではダメだと思うようになり、“ギア”を考え出したのでした。
 その大将と戦う決意を固めるっていうのは、これは彼らにとって大転機のはずです。
 そして、そのきっかけとなったのが、ケイミーやはっちゃんという友達を守るためというのが素晴らしいじゃないですか。

 一気に大混乱となるオークション会場。
 ブルック、ロビン、ウソップもかけつけて……ウソップグッジョブ!
 ロズワード聖をヒップドロップでノックアウト! さすが勇敢なる海の戦士だぜ!(笑)

 トラファルガー・ローがルフィに助言。
 「麦わら屋」って、このひと誰にでも「○○屋」って言うの?(笑)
 あいかわらず何を考えているんだかわかんなくていいなぁコイツ。
 ルーキーのなかで一番ふてぶてしくて貫禄を感じます。見た目は若そうなんですけどね。
 海軍が来ているぞというローですが、大将がまだいないならそれほど切迫感はないですね。
 大将も、このままいけば来ないんじゃないかな?
 いま海軍本部はそれどころじゃないっしょう。
 世界政府だって天竜人のことには頭を悩ませているんじゃないかと思いますし、対白ひげ防衛を口実に見捨てるんじゃないかと思います。

 最後の天竜人シャルリア宮、やることがやっぱり無茶苦茶。
 司会を撃ち、さらにケイミーにも銃口を向ける。
 それを止めたのは、きましたレイリー!

 なんと、金目当てで捕まってただけなのか!(爆)
 ってことはなに? 金に困ると身を売って、オークションからも金を盗んでまたトンズラ?
 しかもその金を持ってまたギャンブル場直行!?
 ありえん! なんという自由人(笑)。
 しかも首枷がなくなっとるし。このひとも何かの能力者なんですかね〜。
 でも能力者だと海楼石の手錠はめられるだけで無力になっちゃうし、生身でなんとかしたに500ヤバス。

 そして一瞬で状況を把握し、分析する頭脳。
 ウソぉってくらい完璧超人だなコイツは(笑)。
 しかも狙った対象のみを選んで覇気を当てるグループ攻撃魔法のような能力つき。
 たしかにこりゃ、ルフィたちの100倍強いってシャッキーも言うわ(笑)。

 そして出会ったシルバーズ・レイリーとルフィ。
 次号、どんな会話がなされるのか、めちゃくちゃに楽しみだ!!



NARUTO-ナルト-

 ナルト、言ってることがムチャクチャだってばよ。
 自来也を「ちゃん」づけで呼ぶのにイラだってますが、自分だって「エロ仙人」よばわりじゃないですか(笑)。
 敬意を払っていないのはどっちなのよと(笑)。
 で、けっこうおおらかっぽいフカサク様も、「仙人」と呼ばれて「仙蝦蟇」じゃと、細かいこだわりっぷりを見せたり。
 つまりあれか、人より蝦蟇のほうが上だと思ってるってことなんじゃないのか?
 まぁそれについてはなんとも言いかねますが、この場面のいいようのないグダグダさ加減から、自来也の戦死通告につながってゆく展開は、これは岸本先生の計算なんでしょうね。
 さて、自来也の死を知ったナルトはどう動く?
 サスケはほっといて弔い合戦か?

 暁と鷹、手を結ぶ。
 尾獣を餌にまんまとマダラにそそのかされている形のサスケ。
 なんとまぁ歯がゆいことよ。
 イタチにーちゃんがあの世で泣いてるよ(笑)。

 しかしナルトを暁が狩るってことは、差し向けられてくるのがペインと小南だったら話は早い。
 両者の目的が合致することになるわけで。
 シンプルにそういくかな?



アイシールド21

 小泉花梨郎(爆)。
 それをそのまま信じて襲いかかる栗田がコエェ(笑)。
 アメフトである以上、怪我させたってお互いが覚悟の上のことなんでしょうけど、見た目があまりに犯罪的で(笑)。

 花梨の特技は、正確で非常に取りやすいパス“花片の(フローラル)シュート”と、身軽な回避能力
 なるほど、クォーターバックとしては飛びぬけて才能があるわけじゃないでしょうけど、鷹や大和と組み合わさると、それぞれの能力をいかんなく発揮させることができるというわけですか。
 またこの回避能力だと、栗田じゃぁ捕まえられないでしょうね。
 そういう器用なことが栗田にできるとも思えませんし。
 てことは、やっぱりセナしかいないんでしょうけど、でもそのセナには大和という巨大な壁が立ちふさがっている。
 セナひとりに二人も相手させるっていうのは、いかにも重荷ですねぇ。

 ボールは大和にわたり、次週ついにセナVS.大和猛
 大和の本当のプレイスタイルとやらの、ほんの片鱗でも見ることができるのでしょうか。
 まだまだしばらくは帝黒のワンサイドゲームが続きそうです。



トリコ

 美食茶(グルメティー)ってなんだよ〜って思ってたら、「“食運”を祈ります…」に噴いた(笑)。
 なんでもかんでも「食」をからめればいいと思ってからに(笑)。
 こんなバカっぽさがちょっと好きになってきた。

 毒蛇ゾンビタイパン葉巻樹の煙(酢酸臭)で退散させ、襲ってきたトロルコングもノッキングガンで麻痺させるだけ。
 このトリコの「不殺」はなかなかいいですね。
 食べる対象以外は殺さないというのはスマートです。
 圧倒的強者としての余裕も感じます。

 しかし、ここまで何にも考えないで歩いてきちゃったように見えるトリコ。
 ついにものすごい群れと鉢合わせしてしまいましたよ。
 雷っていう時間制限までついちゃいましたし、これいったいどうするの!?
 しかし、トロルコングの髪型がバリエーション豊富だなぁこいつら(笑)。



生誕29周年特別読切センターカラー キン肉マン

 わたしII世のほうは読んでいないので、まるっきり20年ぶりのキン肉マン!
 これは嬉しい!
 50ページ堪能しまくりです(笑)。
 ストーリーとしては、あの王位争奪戦終結から半年後。
 キン肉マンとビビンバの結婚式を目前に、アイドル超人たちが手荒い祝福を送るというもの。
 後日譚というか、綺麗なエピローグという印象です。
 このまんまキン肉マンのラストにくっつけてもいいくらいです。

 今読むとこれ、ものっすごいヤボったい漫画なんですが、このヤボったさこそがキン肉マンですね!
 オサレなキン肉マンなんて見たくないですもんね!(爆)
 この冒頭のヤボったさMAXの説明的会話とか、ガチファイト開始にいたるキン肉マンたちの会話には、たぶん今の世代は「なにこの化石みたいなクソマンガ〜」とか思っちゃうんじゃないでしょうか。
 でも、こういうドロ臭さこそが私らの世代が愛した、あの時代のキン肉マンそのまんまの良さなんですよね。
 いやぁ懐かしすぎて、なんかいろいろ湧き上がってきちゃいます。

 ガチスパーを始めるため、ひとりひとりにケンカを売るキン肉マン。
 しかしブロッケンJr.とウルフマンがひとくくりに「その他」って(笑)。
 あいかわらずこいつらの扱いがヒドイ(笑)。
 まぁ他のメンバーとは格が違いますからね。

 7人との連戦がすばらしい展開。
 ウルフマンは超楽勝。これは当然。
 スプリングマンに軽くバラされるようなウルフマンに負けるわけがない。
 そもそもウルフマンには必殺技らしい必殺技もなかったんですね〜(笑)。この勝負の決まり手も必殺技ですらない(笑)。

 実は初対戦のブロッケンJr.はちょっと嬉しかった。
 でも、ベルリンの赤い雨って、いつから「ベル赤」なんて呼ばれるようになったの?(笑)
 II世だとそう呼ぶの?(笑)
 勝負はキン肉バスターで決まり。
 これも順当。

 ラーメンマンはやっぱり因縁のキャメルクラッチ!
 これを飛び上がり、天井を突き破るほど上昇してのキン肉ドライバーで返す展開は、往年のキン肉マンらしさ全開で燃えた!
 そうそう、こういう力技がキン肉マンだ!

 しかしウォーズマンはやはりというべきか、格が違う。
 キン肉マンも疲労があったはずですが、スクリュードライバーからパロ・スペシャルへの連続技でキン肉マン最初のギブアップ。
 今時の主人公だと、仲間に負けるとあれ?って思われちゃうくらい主人公が強いけど、キン肉マンなら理解できてしまう。
 それくらい仲間達が強かったんですよ。
 たしかに最強はキン肉マンにちがいないけど、でもキン肉マンは波が大きくて、常時のポテンシャルでいったらウォーズマンやバッファローマンのほうが断然高いわけですからね。
 このあたりにも、キン肉マンらしさを感じてしまいます。

 バッファローマン戦もキン肉マンの苦戦が続く。
 ハリケーンミキサーはロングホーンを掴んで破るものの、キン肉バスターを6を9にして破る、あの懐かしい返し技が炸裂。
 同じ過ちを繰り返すとは、キン肉マンも相当グロッキーでしょうか。
 ドライバーにしていれば勝ちだったかもしれないのに!

 そして驚いたのはロビンマスク復讐戦!
 あの油断による敗北は、ロビン一生の不覚として本当にトラウマだったんでしょうね。
 一時は場末で荒んだファイトを繰り広げていた時代もありました。
 タワーブリッジから逆(リバース)・タワーブリッジでキン肉マン粉砕。
 ロビンすがすがしそう。
 ホントどこが貴公子じゃい!(爆)
 でもそんなロビンがいかす(笑)。

 そしてついに、超ドリームカード、テリーマン対キン肉マン!
 最大の友であり、ライバルでありながら、作中では一度も対戦が実現しなかったテリーとの対戦!
 これは否が応でも燃えるしかない!
 テキサスフィストデスマッチによる正面からの殴り合い、ののしりあいが、最後に涙と祝福のクロスカウンターダブルノックアウト
 このふたりの関係が凝縮されたような一戦です。
 これはジーンときてしまった。
 いい試合だ。

 数えてみると、キン肉マンは7人を相手にして3勝3敗1引き分け
 綺麗に仲間達と五分の勝負になっているんですね。
 これはさすがゆでたまご先生、うまいことをやります。
 どっちが勝ってもダメなんですね。
 互いに助け合いながらも、競い合い、しのぎを削りあってきた熱い男達の対戦の締めくくりとして、実に綺麗な幕ひきです。 

 しかし、すごいエロいセリフを発見。

「おまえこそテキサスの田舎で
 ナツコさんと牛の乳しぼりに精を出してた方がいいんじゃないのか――っ!」


 これって、(ナツコさん&牛)の乳ってことでFA!?(笑)
 しかも出せって! 最低だキン肉マン!(←オマエが最低だ!ww)

 いやいや、面白かった。
 やっぱキン肉マンって面白かったんだなぁ〜。
 これはとても素晴らしいイベントでした。



BLEACH

 なんと浦原たちはそのままに、引いてしまう藍染たち。
 これで藍染大丈夫なの!?
 浦原には藍染を告発できる具体的な証拠がないってことで安心したってこと?
 それとも藍染にはもっと違った意図があるんでしょうか。

 平子隊長らの症状が『虚化』であることを見抜いた浦原に、

「やはり君は思った通りの男だ
 今夜此処へ来てくれて良かった」


 というところをみると、藍染は浦原を自陣営に引き込もうとしているのでしょうか。
 そしてまた、藍染はどんなカラクリで100年も猫をかぶっていることができたのか。
 このあたりヒジョーに楽しみです。

 “時間停止”“空間転位”をやってのけるテッサイさん。
 思ったよりも凄い実力者だったんですねぇ。

 平子隊長らの治療に、『崩玉』を持ち出した浦原。
 なんと、もう完成していたのか!
 これで彼らが仮面の軍勢化したのでしょうけれども、しかしこの浦原たち、平子たちを山本総隊長がどう采配を下すのか、そのへんがなかなか楽しみですねぇ。
 どうやって現在に繋がって行くのか。
 パズルのピースは揃ってきたのになかなかはまりどころが分からない。
 上手い運びをしています。



 てなところで前半戦終了。
 また明日ッ!



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ラベル:ジャンプ 感想 JUMP WJ
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